ダブルパンチ
今日はグループレッスンの日。
遅刻ギリギリに駆け込む。。。
ロープ1Rにちょっとまごつく。やっぱり、毎回ロープしないとダメだね。
通常通り、ステップワーク、ジャブ、ワンツー、とやった後、フックを上下に練習。
左フックと左ボディー、フックは前腕が水平かつ手の甲が上、左ボディーもできるだけ前腕水平で手の甲は側面(親指がこぶしの上側にくる)手首は手前に曲げる感じ。
フック、ボディーともパンチ力は腰、肩のひねりで出し腕はそれを伝えるだけに近いパンチだ。
で、そこからがメインイベント、左ダブルの練習。
左フックを打ってすぐに左ボディを打つ。
これはコーチがとっても上手で(彼のはボディからフックだけど)いつもくらっているし、よく見ているので、けっこう慣れているコンビネーション。以前は身体の切れが悪く、全然できなかったけど、最近は筋力UPも効いてパンチが速くなってきたので、けっこうできるかも。
ポイント1:肩回転で打つパンチしかもパンチは肩の回転よりワンテンポ遅れて出る。一発目のインパクトの瞬間には肩回転は逆になっている。左ダブルであれば、肩の回転は時計回り、反時計回り、時計回りとなる。インパクトの瞬間は回転の反転と同時か直後くらいのはず。反時計回りが遅いと2発の間隔が開くし、反時計回りが少ないと2発目が弱くなる。この問題を解消するには反時計回りと思わずに右のパンチを打つつもりで肩を動かすことだ。つまり時計回り、反時計回りではなく、左肩を前、右肩を前という意識で動かす。コーチはさらに一歩進んで、右ひじを180度曲げたまま右アッパーを打つような上腕の動きをしている。これで右側のガードにもなるし左を打つ反動が大きく取れるわけだ。
ポイント2:ステップワークと重心。セット練習していれば相手は逃げないが実際には相手は逃げる。2発目は1発目より遠くにいる敵に当てる必要がある。フックのために内股で入った左足に踏み込んだら、右足を寄せて、2発目の時は左足をさらに前進させる必要がある。相手はパンチから遠いほうに逃げるわけだから、1発目に比べると2発目は照準を自分から見て右に振る必要がある。距離調整、角度調整を自在にするためには、小刻みに足を動かせること、前にさらに踏み出せるくらい重心が前にあることが必要になる。足の動きの感覚としては、柔道で左の背負い投げをやったら空振りして、もう一発かける時みたいな動きになる。(金メダリスト鈴木選手の足の動きはコンビネーションパンチを打つステップにかなり参考になります。スローで見ないと見えませんけど。)
先生がミットを持ってミット打ちをしたあと、対面で練習に移る。今日はキックボクシングの選手の人とペアになった。リーチで大分負けるし、相手は試合をしているような人なので、普段はけっこう翻弄されるのだが、ダブルに関しては僕の方が慣れている分うまくできた。フック、ボディとボディ、フックをやってから、どっちをするか決めないでダブルという練習を行った。結局ダブルの間隔が開けば、2発目は待ち構えていられるわけで、対処されちゃうわけだ。なによりもスピードが大事かなぁと思う。(パンチ力が弱いけど、そこはピンポイントでボディを狙うということで)
さらにダブルから右ストレートの練習。左ボディから右ストレートとか左アッパーから右ストレートとかは、上半身のひねりの反動を使えるのでとても強いパンチが打てる。ウィラポンの試合を見てから、あれは使えるなぁと重宝しているコンビネーション。それをさらにダブルの後にやる。結局ダブルで上下打ち分けられるとディフェンスが側面に集中して正面が空くので、隙を狙うということなのだ。決まったらすごく効いてしまうだろうコンビネーション。左から右への戻しは時計回り反時計回りで終わるのでダブルよりはずっと打ちやすい。そのため、僕がやると、パン、パパンというテンポになる。ダブルの2発目が十分つよければ、パン、パン、パンになるのだろうけれど。
ここからは余談。左ダブルに入るとき、フックからなら入りやすいがボディを打ちに行く時は顔が相手に近寄り危険。そのため僕はたいてい右ストレートかワンツーの直後に左ボディを打ってます。自分の右腕が顔近辺をガードするし、相手もディフェンスで忙しくなるので反撃しにくいからです。
また左ダブルから右ストレートなら、ダブルの2発目がボディの方が右ストレートへの反動をつけ易いですし、相手のガードも上下上になるので大変になります。
ダブルとストレートだとトリプルですが、4つとか5つくらいのコンビネーションが打てるようになっていると良いと思います。ジャブワンツーフックボディ右ストレート左フックくらい。