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2006年01月31日

35歳チャンプ

ボクシング 越本、日本人最年長の35歳王者獲得 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

微妙な判定ではあったみたいですが、勝って良かったですね。
この年齢で体力を向上するのはかなり大変だろうと思います。きちんとトレーニングをすればまだ体力を伸ばせる年齢であることは間違いないのですが、その効率がとても悪いことは確かで、私自身も相当苦労したので、プロの求める体力でならどれだけ難しいかと。元々少ないトレーニングから効率が悪いから倍のトレーニングにすることはできても、一日中トレーニングするレベルからさらに上げるのは無理なわけで、効率の悪さをいかにカバーするかが難題となるでしょう。

僕は18歳の時に学校の体育で週に一回だけウェイトトレーニングをしました。約4ヶ月でベンチプレスは倍になりました。今回ボクシングの傍ら、週に3回トレーニングをしました。1年間でベンチプレスは1.4倍くらいにしか増えませんでした。体力は向上できるけど、とても時間がかかるし、成果が見えにくい。自分のやっていることが正しいという自信がなかったら続けられない。しかし、正しいことをきちんとすれば必ず成果が出るのが良いところで、1年間のトレーニングでコーチも僕も信じられないほどきちんと体を作ることができて、年齢を言い訳にしてはいけないなぁと改めて思いました。と同時にもっと効率の良い年齢の時にマジメにすれば良かったとも思いました。

それにしてもこの新チャンピォン、1敗しかしていないんですよね。にも関わらずこの年齢になってしまったというのはやはり興行主の力が無かったからでしょうね。もっとも、この年齢で今だからチャンピォンになれたのであれば、世界戦をここに持ってきた興行主のおかげとも言えます。選手の技術、体力だけじゃないプロスポーツの難しさを見たような気がしました。